2024年9月7日土曜日

2024/9/6

昨日、あることを思い出して何年も開いてなかった黒澤明の本を手に取って、気になったところを発見してそのまま何気なく他の箇所も読んだりして、また棚にしまったんだが、あとでSNSで黒澤監督の命日だったと気がついた。これって記憶のどこかの器官が無意識にそういう行動をとらせたのだろうか?それともなんかあっちの世界で知らせようとしてくれてるのか?? 本には当時赤線を引いたりして独学で映画の勉強してた頃の自分がそこにいて、いろいろ感慨深い気にさせられたのだった。じつは最近、某仕事で失態をやらかしてしまい、ずっと気分が落ち気味でいるのだが、たぶんあっちの世界で鼓舞してくれてるかもしれないな?と勝手気ままに感じてみたり・・。いずれにせよ作家としてこれからも続けていくための指針の根っこの部分を再見させられるような出来事だった。以前、小津監督のお墓に挨拶に行った時もちょっと不思議なことがあった。こんな隅っこの隅っこのそのまた隅の隅っこで特に誰からの期待もなく続けてる一匹の阿呆にもなにか力を注いでくれている??ことに感謝の念以外なにもなかろう。宇宙の様々な動機によって生まれるあらゆる事象は、たとえ風ひとつでさえも意味があるともいえるし、ただの偶然ともいえる。身の周りおこるあらゆる事象をどう捉えるかは一個人の勝手で良いのだし、そうでなきゃ太古からある詩だってとっくに廃れて人類存続否かにまで通ずる、考えてみればとても重要なことなのだろうと思う・・。そんなワケでやはり、人はパンだけのために生きてはいないのだ。

2024年8月12日月曜日

ここのところの上映会

 ひさびさのブログ投稿~ 昨年末の映像展「影像人間」、5月「Just Play It!」、7月「若葉町ウォーフ  波止場のふたり展」、8月10日の「スタミナアートカンパニー  映像室杮落し上映会」と4つの上映会で過去作を上映、さらに「波止場の二人展」上映会のために新作「円 Circle」を発表。
上映した作品は以下の6作

「1/3の発光」(2018/11min) 影像人間
「変異之夢」(2015/41min) 影像人間/波止場のふたり展
「チカチカする ハルの川」(2019/52min) 影像人間/波止場のふたり展
「nowhere」(2006/10min) Just Play It!
「まぼろしのシャローム」(2015/20min) 映像室杮落し上映会
「円 Circle」(2024/12min) 波止場のふたり展/映像室杮落し上映会

当初8月は月末〆切の某映画祭に中編か短編の新作劇映画の応募を考えていたが、それに向けての制作はいろいろ立て込んだのでキャンセル。昨年末から連絡を取り合っていた夏の中国の某上映会がドタキャンされたため、相当怒り心頭だったが、「転換期」と捉え直してひとまず今後の流れを見据えていた。暫くしてウォーフから上映会の依頼があり、結果として二人展として画家のキムガウン氏と展覧会を開くこととなり、過去インスタレーションと新作短編制作を含めた映画作品の発表の場を得られることができた。振り返ると昨年末を含めると計4つの上映会に参加した。客数は決して多くはなかったが、鑑賞者と近い距離でのコミュニケーションはいずれも良い収穫だった。とくにまた、偶然のタイミングではあったが、横浜に来て10年が経ち、11年目となった年月的な節目の時に「円」という循環をテーマにした作品を創れたこともなにかの偶然か?振り返ればたしかにこれはなにかの「転換期」なのだろうと思う。

「チカチカする ハルの川」(2019/52min)
「1/3の発光」(2018/11min)


「変異之夢」(2015/41min)

「nowhere」(2006/10min)

「まぼろしのシャローム」(2015/20min)

「円 Circle」(2024/12min)