2021年1月21日木曜日

コロナに思う 4 米国新大統領

 そもそも政治家を信用してない、ってところからのハナシでいうんだが、前大統領から一般論でいうところのいわゆる「大人」が返り咲くことで、人種間、性別間の人道・人権性みたいなものは少なくとも表面上これからまた保たれることにはなる。アメリカに眠っている魑魅魍魎で絡み合った人権問題は(たとえ影響が世界的に広がるにせよ)周辺国が首突っ込む問題でもないとも思っている。オレ自身は、トランプがそこまで嫌いだったわけでもなく、少なくも彼の軍産複合体とは一線を画す姿勢は大変評価していた。だから4年前ヒラリーではなくトランプになったことで本当に良かったと思っていた。当時ヒラリーが当選すれば極東での軍事的緊張が相当危険なレベルにまで達する謂われいてた。もっとも当時の日本の首相が聡明だったら、ビジネスマントランプからあれほど戦闘機を買わなくても済んだろうにとも思うし、沖縄も半分、いや、1/3でも米軍が撤退して貰っても良かっただろうに、とも思う。今後また極東での緊張やそれへの策謀はヒートアップするだろう。たぶん一番残念がるのは韓国で南北統一もまた遠のいた、のかもしれないし、日本も米国隷属への忠誠はハンドラーたちが舞い戻ってくることで試されることになる。いまの日本の政治家や官僚じゃあただいうなりのポチなのは自明だろう。コロナ問題はメディアがこれで騒がなくなったら恐怖も薄れ、そのうちワクチンが出回って年内にはきっと落ち着くに違いない。そうなったときに足並み揃えた米中の本格的な動向が始まる。ある専門家が言ってたが、たとえバイデンが中国と友好的関係があろうと、米国にとっては最も警戒する相手なのだ。日本は、緊張感に圧されつつ相変わらず米国を担ぎながらアジアとの板挟み、という構造が、まだしばらく続くんだろう、と、思う、新米大統領決まった日、今日この頃。



時事通信 米大統領、WHO脱退撤回 前政権からの脱却鮮明