誰しも昔は、その当人が必須と思うなら、言いたいことや考えていることを日記につらつらと書き綴ったものだった。オレもそういう人間の一人だったが、やがて掲示板やブログ、そのごのSNSの普及により、公開という特異な環境下で自身に起こった出来事や心情を書き綴るようになる。はじめは違和感を覚えつつも、時流にのって書いていくことになった。とはいえ、よりパーソナルな出来事はさすがに書いてはいない。そのためSNSの普及が進行する中でごくごくまれに日記帳に思い倦むことを書いたこともあった。指で数えられる程度だが。で、今日はふと、根っこ方で知らずに滞留していたもやもやや、これまであったいろんな出来事を忘れないうちに、久々に日記帳を開いて書いてみようか?なんて思ったりした。パーソナルな出来事や心情を文章に吐露することで自身を安定させていたのかもしれない。これは精神科でも日記は良しとされてるそうだし、心を安定させる意味で良いことで、SNSも同様に、文章を書く練習にもなる。 がしかし、近年のいわゆる「公開された環境」のもと、徒に感情論が世上やSNS上で拡散し横行し、ちょっとした社会論争にまで発展していくという構造は、あまり衛生的なことだとは思えない。だがそれはひょっとすると誰かを助けてるのかもしれないし、でもオレはそういうのあんま読まない。なんだろな、それはアンタの問題、これはオレの問題、みたいな人と人の間を巡る境界線がえらく昨今乱れてる気がする。人として、それはえらくみっともないことに思える…。またこの、「人として」を説明するのは至難の業のため、正論のごときが市民権を振りかざして猥雑さを拡散させたりもするしな・・。
2024年10月2日水曜日
2024/10/1
2024年9月7日土曜日
2024/9/6
2024年8月12日月曜日
ここのところの上映会
ひさびさのブログ投稿~ 昨年末の映像展「影像人間」、5月「Just Play It!」、7月「若葉町ウォーフ 波止場のふたり展」、8月10日の「スタミナアートカンパニー 映像室杮落し上映会」と4つの上映会で過去作を上映、さらに「波止場の二人展」上映会のために新作「円 Circle」を発表。
上映した作品は以下の6作
「1/3の発光」(2018/11min) 影像人間
「変異之夢」(2015/41min) 影像人間/波止場のふたり展
「チカチカする ハルの川」(2019/52min) 影像人間/波止場のふたり展
「nowhere」(2006/10min) Just Play It!
「まぼろしのシャローム」(2015/20min) 映像室杮落し上映会
「円 Circle」(2024/12min) 波止場のふたり展/映像室杮落し上映会
当初8月は月末〆切の某映画祭に中編か短編の新作劇映画の応募を考えていたが、それに向けての制作はいろいろ立て込んだのでキャンセル。昨年末から連絡を取り合っていた夏の中国の某上映会がドタキャンされたため、相当怒り心頭だったが、「転換期」と捉え直してひとまず今後の流れを見据えていた。暫くしてウォーフから上映会の依頼があり、結果として二人展として画家のキムガウン氏と展覧会を開くこととなり、過去インスタレーションと新作短編制作を含めた映画作品の発表の場を得られることができた。振り返ると昨年末を含めると計4つの上映会に参加した。客数は決して多くはなかったが、鑑賞者と近い距離でのコミュニケーションはいずれも良い収穫だった。とくにまた、偶然のタイミングではあったが、横浜に来て10年が経ち、11年目となった年月的な節目の時に「円」という循環をテーマにした作品を創れたこともなにかの偶然か?振り返ればたしかにこれはなにかの「転換期」なのだろうと思う。
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「変異之夢」(2015/41min) |
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「nowhere」(2006/10min) |
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「円 Circle」(2024/12min) |