2007年8月9日木曜日

ドヌーヴはもちろん綺麗でステキだけど、オレはお姉さんのドルレアックのほうがタイプ。初めてトリュフォーの 『柔らかい肌』 を見たときのことは忘れられない。そのご彼女が交通事故で亡くなっていたという話を聞いて余計に心に深く刻まれてしまった。 たしか埴谷雄高の本で人の死は、その死に方によってまたその人の印象が決まる、みたいなことが書いてあった。それではイエスと仏陀の死について語ってたけど。 近年ではダイアナの死がよく論じられてるけど、ドルレアックとかグレイス・ケリーの交通事故死ってあんま語られないね。  女優としてもあまり語られてない。たいがい一般人はヘップバーンとバーグマンが好きで、デートリッヒとかジョーン・フォンテーンなんてもう古代女優あつかい?なのかな? 美しいハリウッド女優でさえ時代には勝てないのだろうか・・  映画は死んだ、、な~んてね。  まあなんにせよ、ドルレアックよ、永遠に!


たった今浮かぶ好きな映画たち
『レベッカ』(監督 ヒッチコック)   ヒッチコックのハリウッドデビュー1作目、だったと思う。プロデューサーが『風とともに去りぬ』のセルズニックだったこともあり、いわゆるヒッチコック節みたいのに欠けるところもあるけど、この作品の幻想的な映像美に数日間ぼんやりと夢を見ているかのような錯覚に陥った。その後見たときも同じだった。異色だけどすごく好きな作品。

『白夜』(監督 R・ブレッソン 原作 ドストエフスキー)  当時の映画作家の一つの課題でもあった白黒映画からカラー映画へ移行する意義をうまく表せたブレッソンらしいセンスの溢れた作品。ブレッソンの遺作は深刻なテーマのトルストイ原作の作品だったけど、こちらはドストエフスキーにしてはテーマも軽めでいわゆるフランス映画って感じの親しみのある映画だった。

と、ここへきて疲れたから今日はこのへんで。